「誰かのために、弾いたことがありますか?」
20歳の頃。音楽院ヴァイオリン講師の先生の、この言葉が、わたしを変えた。
2歳でヴァイオリンを始めた。
このときのことは覚えてない。
練習するのが嫌だったし、楽しさなんて知らなくて、
音楽も別に好きでもなんでもなかった。
ところが小6の時、とあるジュニアオケに入団することになった。
そこで、わたしは
"オーケストラ"のすごさを、知った。
音楽を好きだと思えた。
そして…わたしがもうひとつ知ったのは、
"みんなの"音楽への"情熱"…
つづき
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